manenooku

おしゅし食べよ

【保有検証結果(感想)】ラサール・グローバルREITファンド

6f1c9ecbc7cf2255523fb43c957916e3_s.jpg
 
 
 
 
 
 
 
基準価格5000円以下の投資信託がどうなのか?
検討ポイントと1年間保有した結果についてメモをしておきたいと思います。
 
この投資信託のコストまわり
 
まずはプロフィールから
 
ラサール・グローバルREITファンド
 ・購入手数料:100万円未満 1.62%(税抜1.5%)
 ・信託報酬:年率1.62%(税込み)
 ・信託財産留保額:なし
 ・分配金の取扱:年12回
 ・償還日:無期限
 
グローバルリートはいいらしい
不動産投資だし大丈夫だろ?そんなノリです。
 
 
結論からいうと、あまりよくなかったです。
 
 
では何がどう悪いのか?を見ていきたいと思います。
 
 
購入手数料と信託報酬なんか数%でしょ?
と考えると思うのですが、
複利と利息、基準価格で考えてみると
購入手数料、信託報酬の費用の数%は非常にインパクトがあります。
 
 
10年も複利運用を考えようものなら、
この投資信託なら18%もかかる計算になります。
 
言い換えると、
運用がプラスにならなくても
絶対に-18%の運用収益にはなる予定と言えます...
 
 
 
最近の運用状況はどうなのか?
 
トータルリターンは1年だと-2.90%でした。
6か月だと7.02%,
3か月だと7.79%,
1か月だと5.69%
3年だと10.85%、5年だと17.20%ですが、
(費用は10年で-18%かかるわけですが)
 
 
まぁ、それはいいとして、
「ラサール・グローバルREITファンド」が
分配金を出さずに、すべて再投資に回したと仮定した時に、
 
低コストの投資信託
同じ指数をベンチマークとする
「SMT グローバルREITインデックス・オープン」と、
過去3年間の成績を比較すると
3年が40.16%>10.85%なので大負けです。
 
 
1年だと3.17>-2.90で負け
6か月だと2.11<7.02なので勝ち
 
アクティブ運用の投資信託は、
運用目標を上回る実績を上げてなんぼなのに、
 
「SMT グローバルREITインデックス・オープン」
に大きく負けています。
 
勝てたのは6か月比較のみです。 
だったら低コストインデックスでいいのでは?となります。
  
 
低コストのインデックス投資信託なら、
購入入時の手数料はゼロ円、信託報酬も税込みで0.594%です。
 
 
10年保有で手数料で18%も削る
ラサール・グローバルREITファンド(毎月分配型)
の3分の1で済みます
 
 
これでも、よくわからんという場合
実際に保有した状況が以下の通りとなります、ご参考までに。
 
 

  

保有検証結果(感想)
 
世の中には、"基準価格5000円以下、特別配当のたこ足配当の投資信託
いつ破たんするのか?”という記事が多くあります。
 
2017年1月末残高での収益シミュレーションは以下の通りです。
 
(1)累計受取分配金額38,565円
  (ほぼたこ足配当の特別分配金です)
 
(2)累計売付金額244,301円
  (ほとんどが特別分配金なので元本より少なくなっています)
 
(3)累計買付金額277,727 円(元本)
 
 
トータルリターン
(1)+(2)-(3)=5,139 円・・・A
 
つまり、5139円(A)/277272円(3)=1.85%(年率)
 
 
定期預金や、基準価格が高い高リスク投資信託よりは、大きく損を出していないけど、
 
年1.85%は、投資効率が悪いという感じです。
(しかも、この数字は費用考慮前です)
 
 
この1.85%(年率)は、金融機関のツールの数字であり、
手数料等を引くと、もしかしたらマイナスなのかもしれませんが、
 
この後、実際に運よく基準価格が購入時よりも高いところで
売却できたのでトントンでした。