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投資信託 本当に知っておくべき手数料

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投資信託はとにかくいろんな手数料があるというイメージです。
何があって、最近は手数料がないもの(実際には込みになっているので)が多いので
細かく見る必要もあるようですが、
 
コストは抑えれば抑える程パフォーマンスも上がりますので
一通り確認しておきたいと思います。
 
■購入手数料(購入額の0~3.7%程度)
 ★イメージとしては販売仲介手数料です。
 ・投資信託購入時に1回かかる手数料。
 ・最近ではノーロードと呼ばれる手数料無料の投資信託も多数あります。
 ・商品で固定されているわけでは無く、
  金融機関(銀行・証券会社など)によって異なります。
 
■信託報酬(保有額の0.2~3.0%程度)
 ★イメージとしてはファンドマネジャーへのお礼です。
 ・信託報酬はファンドの運用・管理にかかる経費。
 なので金融機関で違いはなしです。
 ※あまり普段意識する部分では無いですが、長期間に亘ってかかってくる
  コストです。
 ・信託報酬はファンドの運用・管理にかかる経費。
 ・ある指標と同じ値動きを目指しているインデックスファンドなどは、
  信託報酬は低ければ低いほどパフォーマンス(腕が良い)は良い
  ということになります。
 ・専門のファンドマネージャーに頼んでいるというイメージで
  ある特定分野(医療とかバイオとか)に投資をしたり、業種を絞ったりしている
  アクティブファンドは売買コストがかかるため信託報酬は高めかと思います。
 
■信託財産留保額(解約額の0~0.5%程度)
 ★イメージとしては資産流出防止の違約金です。
 ・投資信託購入時に1回かかる手数料。
 
●まとめ●
とにかく日本で投資信託というと手数料が高いイメージ。
数%ですが、考えても見てください。
今の経済環境で、投資で年7%といったらかなりすごいです。
 
毎年GDPや給与、日経平均が数%増えるならありえるかもしれませんが、
10年単位でと考えると、
 
かなり攻めないと、、、、、、ありえない年利だと思います。
 
ですので数%ももっていかれると、トントンか?となります。
投資信託は長期運用が基本なので、
信託報酬が高いとパフォーマンスは大きく異なってきますので非常に重要です。
 
でも、どのくらいが高いのか、高いとNGなのかは一概に言えず、
購入時の条件でチェックしておくと良いかと思います。
購入手数料・信託財産保留額は購入時と解約時に1回だけかかるコストですが、
継続積立購入であったり、
大きな金額で購入することを考えて計算してみると、とても馬鹿にできません。
 
例えば、
購入手数料1%、信託報酬1.5%、信託財産保留額0.2%の投資信託
100万円分購入して10年保有した場合、手数料は、、、
購入手数料
 :1,000,000 ×1% =  10,000円
信託報酬
 :1,000,000 ×1.5% ×10年 = 150,000円
信託財産保留額(解約)
 :1,000,000 ×0.2%  = 2,000円
というわけで、分配金がなく、増減がない場合、
この例で言えば10年で16万円くらいの手数料がかかるくせに、
”増えるかどうかもわからない”ということになります。
というわけで、再度、投資信託あるあるですが、
退職金を低リターン投資信託につっこんだ場合、
5年~以上の中長期投資をするわけでもないのに
 
購入手数料1%で、仮に2,000万なら、購入時手数料が20万、
回収できるでしょうか。。。???
 
退職金が数千万というのは、上場企業レベルだと思いますし、
何年いきるかわからないのに、ほぼほぼをリターンの薄い長期でしか
リターンのないものにつっこむのは考えた方がよさそうです。